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入れ歯の臭いが気になる方へ。5つの臭いの原因と4つの対策

年齢とともにお口の臭いが気になります。特に、入れ歯を入れてからお口の臭いが気になりはじめたという人は少なくありません。
お口の臭いには様々な要因があります。入れ歯が原因であることもありますし、違う原因でお口が臭うこともあります。

この記事では、口臭の原因を解説し、改善していくための方法をお伝えします。

目次

口臭の原因とは?

お口の臭いの原因は入れ歯だけとは限りません。

お口の臭いの原因は、

・お口に原因がある場合

・胃に原因がある場合

が考えられます。胃に原因がある場合は、食べ物の消化にともない臭いが消えることがあります。しかし、長期間にわたってお口の臭いが気になる場合は、お口自体に原因があることが考えられます。

まずは、お口の臭いの原因についてご説明します。

 

口臭が起こる原因について

お口自体の臭いの原因は、

・歯垢

・口内のばい菌

・虫歯

・入れ歯

が考えられます。部分入れ歯の方は、入れ歯自体が原因ではないかもしれません。虫歯などは治療をすることでお口の臭いを抑えることができるかもしれません。

入れ歯に変えてから臭う原因

「入れ歯を入れるまでは口臭が気にならなかった。」という具合に、入れ歯が原因で、お口の臭いが強くなったという方もいます。確かに、入れ歯を入れている方のお口の中は入れていない方に比べ口臭が起こりやすい環境になっています。歯周病や虫歯による口臭に加えて入れ歯自体の臭いがあるからです。

では、入れ歯が臭う原因を考えてみます。

入れ歯が臭う原因1:部分入れ歯を支えている自分の歯自体の汚れ

ブラッシングがうまくできていないとお口の細菌(プラーク)が溜まり口臭の原因になります。部分入れ歯は、自分の歯を使用して針金を引っ掛けます。針金のかかった歯は他の歯に比べて汚れが付きやすくなります。針金が原因で唾液による自浄洗浄が不十分な場合、歯に汚れが残り、口臭の原因となることがあります。

入れ歯が臭う原因2:プラスチック素材の入れ歯は臭いやすい

健康保険が使える一般的な入れ歯は、人工歯と粘膜の上に乗る床(しょう)の素材(ピンク色の部分)がプラスチック(レジン)でできています。プラスチックは、水分を吸収しやすく、柔らかくて傷がつきやすいため、汚れが付着しやすくなります。こうした汚れが臭いの原因となっていることがあります。

入れ歯が臭う原因3:入れ歯の洗浄が不十分

入れ歯の素材がプラスチック(レジン)の場合、肉眼では見えないほどの細かい気泡がたくさんあります。気泡に細菌が入り込み繁殖し、臭いの原因になることがあります。

入れ歯が臭う原因4:咀嚼機能の衰え

年齢を重ねて咀嚼機能が衰えると、バランスの良い嚙み合わせになっていないことがあります。バランスの悪い噛み合わせで咀嚼すると一定の部分に食べかすがたまりやすく、洗浄が不十分だと細菌がたまり、臭いの原因となることがあります。

入れ歯が臭う原因5:入れ歯にヒビが入っている

入れ歯にヒビが入っていると、その部分に食べかすがたまりやすくなります。食べかすは細菌の温床となり、臭いの原因となることがあります。

 

入れ歯の食べかす汚れの原因は? 
口腔ケアチャンネル 450(口腔ケアチャンネル2 #123)

入れ歯の臭いを抑える対策と手入れ法

ここからは、入れ歯の臭いを抑えるための対策とお手入れ方法をお話しします。ぜひ、実践してみてください。

1.入れ歯に汚れを残さない

入れ歯を清潔に保つことが、入れ歯の臭いを防ぐポイントになります。入れ歯の上手なブラッシングのコツはこちらの動画をご覧ください。

総入れ歯を上手にブラッシングするコツ 口腔ケアチャンネル 206

また、タバコを吸う方は、入れ歯にヤニが付着します。

【質問】入れ歯にヤニ汚れが付いたらどうしたらいいですか?

3.入れ歯洗浄の専用グッズを使う

歯ブラシだけでは磨き残してしまう部分があるため、入れ歯洗浄剤を併用すると高い清掃効果が得られます。

4.超音波洗浄機を使う

さらに入れ歯をきれいにしたい場合は「超音波洗浄器」を用いると効果的です。薬剤の泡と衝撃波で入れ歯の汚れを落とすことができます。

毎日洗っても入れ歯が臭う場合は歯科医師に相談してください。プラークは歯ブラシで落ちますが、プラークが石灰化した歯石は歯科医院で除去してもらう必要があります。

まとめ

この記事では口臭の原因の説明から、入れ歯によるお口の臭いの原因と対策をお伝えしました。まずは、入れ歯のお手入れをきちんと行ってください。それでも入れ歯の臭いが気になる場合は、入れ歯専門の歯科医に相談してください。

カテゴリー:入れ歯ブログ  投稿日:2017年4月5日